「調節池」って何だ??

今年もまた、雨の季節となりました。

緑政土木局では、河川や水路などの施設を多数管理していますが、そのうちの一つに、大雨時の浸水を防ぐため一時的に雨水を貯める「調節池」という施設があります。

今回は、上社ターミナルビルの地下にあり、増水した準用河川植田川の水を貯めるための施設である「上社調節池」と取水ゲートの緊急時操作方法研修会のご紹介です!

上社調節地の構造は、一般的な調節池と違い、現場の条件に伴う特徴的な性質があります。
少し専門的になりますが、断面の模式図は下の図のとおりです。
 image003_20190617115137d7e.jpg

大雨で増水した植田川の水を、取水箇所から上社駅隣りの上社ターミナルビル地下まで約700mにわたって導水しており、高低差もあります。

そのため、調節池が満タンになると、「取水ゲート」が自動的に閉まることで、取水を止めてビルの地下にある調節地から水があふれる事態を防止する構造になっています。

ちなみに、調節池の中はこのような感じになっています。↓↓

・過去記事「上社駅ターミナルビル地下の秘密」のリンク

さて、この「取水ゲート」については、通常、電動で自動的に閉まるように制御されています。
しかし、万が一、停電した場合には、現場で手動操作によりゲートを閉める必要があります。
そんな緊急時でも確実に操作が行えるよう、普段から施設を点検・管理しているポンプ施設管理事務所の職員が講師となり、現場に近い名東土木事務所の職員を対象に、毎年、この時期に研修会を行っています。

現場の取水ゲートでの操作方法の研修の様子です。↓↓
 image005_201906171151212d8.jpg

幸いにして、これまでに手動による操作を行う事態が発生したことがないからこそ、緊急時に備えるため、このような研修の機会を大切にしています。
 image007_20190617115137b14.jpg

大雨時のいざという時には、確実な操作により、水害から市民の生命と財産を守る!
そんな気概を持って、ポンプ施設管理事務所と名東土木事務所の職員が連携して取り組んでいます!

担当:ポンプ施設管理事務所
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