☆「プロの目」と「匠の技」で行う補修班の樹木管理作業☆ ~支障枝についての実践編~
さぁ、前回(講義編)は直営班である【補修班】を講師に招き、邪魔な枝すなわち「支障枝」についてのお勉強をしました。
そして、今回は、支障枝のうち「枯れ枝」剪定作業の現場を実際にご覧いただきます!
「プロの目」と「匠の技」をとくとご覧あれ~

まず、この写真をご覧ください。
とってもふさふさで青々。元気に育っていますね。
・・・と思ったら大きな間違い。なんとここに枯れ枝が。
うそだ!枯れ枝なんかじゃない!!枯れてないもん!!
・・・では、実際に切り落としてみましょうか。
どうでしょう。枯れてしまって葉のまったくない枝でした。しかも長さは約5メートルもあります
この作業をはたから見ると、「ふさふさ青々で元気いっぱいの樹木にハサミを入れる」、そんな無駄なことをしているように見えますが、実はしっかり樹木の健康と安全のための作業なのです。決して、樹木をいじめているわけではありません。
危険を見分け確実に除去する、そんな「プロの目」が必要とされる瞬間です

しかし、いくら危険を見分ける「プロの目」があっても、チョッキンチョッキン適当に樹木を剪定しては、切り口から水が入り腐ってしまったりして、樹木はすくすく元気に育つことができません。
ここで必要なのが「匠の技」。
樹木の剪定で使うハサミ。ハサミとは言いますが、実はこんなものです。
長いです。とても長いのです。
シャキシャキっと4段に伸縮できるものが土木事務所の御用達。
公園の木々はすくすく育って大きくなっていますので、この長いハサミを巧みに操ります。
ちなみに、プロの世界ではこのハサミを「高枝のこぎり」という通称から「タカエダ」と呼びます。
そしてこのタカエダ、長いだけではありません。重いのです。
その重さ、約3キロ。持てないほどの重さではないですが、上を見続けながらの長時間作業となると上半身に効きます。タカエダ作業のおかげで、補修班メンバーの力こぶはぷりんぷりんのぱんぱんです
加えて、樹木の硬さもさまざま。スーパーハードな仕様の枝もあり、いくらふんばっても切れない!!ということもしばしば。
土木事務所では限りある予算から道具代を捻出しているので、タカエダの刃も大切に大切に使っているのですが、交換タイミングも大事。これを見誤ると、スーパーハードな枝にはまさしく「歯が立たない」!!!事態となってしまいます。
タカエダの刃をどの位置から入れたらスムーズに仕事ができ、かつ自身や周囲の安全が確保できるか。これを即座に判断しながらの作業をしています。現場の状況によっては、ロープを使い枝に巻きつけることによって、枝をしっかりコントロールできるようにしてから作業を行うこともあります。
枝の剪定1つにも、あらゆるところに「匠の技」が散りばめられているのです。
快適で最適な樹木管理を目指し、今日も「プロの目」と「匠の技」を光らせつつ、補修班は作業をがんばっています!
作業中はご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、作業へのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
担当:西土木事務所 維持第一係
~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~
【関連】
YOUTUBE「土木事務所ってどんなところ?」
そして、今回は、支障枝のうち「枯れ枝」剪定作業の現場を実際にご覧いただきます!
「プロの目」と「匠の技」をとくとご覧あれ~



まず、この写真をご覧ください。

とってもふさふさで青々。元気に育っていますね。
・・・と思ったら大きな間違い。なんとここに枯れ枝が。

うそだ!枯れ枝なんかじゃない!!枯れてないもん!!
・・・では、実際に切り落としてみましょうか。

どうでしょう。枯れてしまって葉のまったくない枝でした。しかも長さは約5メートルもあります

この作業をはたから見ると、「ふさふさ青々で元気いっぱいの樹木にハサミを入れる」、そんな無駄なことをしているように見えますが、実はしっかり樹木の健康と安全のための作業なのです。決して、樹木をいじめているわけではありません。
危険を見分け確実に除去する、そんな「プロの目」が必要とされる瞬間です


しかし、いくら危険を見分ける「プロの目」があっても、チョッキンチョッキン適当に樹木を剪定しては、切り口から水が入り腐ってしまったりして、樹木はすくすく元気に育つことができません。
ここで必要なのが「匠の技」。
樹木の剪定で使うハサミ。ハサミとは言いますが、実はこんなものです。

長いです。とても長いのです。
シャキシャキっと4段に伸縮できるものが土木事務所の御用達。
公園の木々はすくすく育って大きくなっていますので、この長いハサミを巧みに操ります。
ちなみに、プロの世界ではこのハサミを「高枝のこぎり」という通称から「タカエダ」と呼びます。
そしてこのタカエダ、長いだけではありません。重いのです。
その重さ、約3キロ。持てないほどの重さではないですが、上を見続けながらの長時間作業となると上半身に効きます。タカエダ作業のおかげで、補修班メンバーの力こぶはぷりんぷりんのぱんぱんです

加えて、樹木の硬さもさまざま。スーパーハードな仕様の枝もあり、いくらふんばっても切れない!!ということもしばしば。

土木事務所では限りある予算から道具代を捻出しているので、タカエダの刃も大切に大切に使っているのですが、交換タイミングも大事。これを見誤ると、スーパーハードな枝にはまさしく「歯が立たない」!!!事態となってしまいます。
タカエダの刃をどの位置から入れたらスムーズに仕事ができ、かつ自身や周囲の安全が確保できるか。これを即座に判断しながらの作業をしています。現場の状況によっては、ロープを使い枝に巻きつけることによって、枝をしっかりコントロールできるようにしてから作業を行うこともあります。
枝の剪定1つにも、あらゆるところに「匠の技」が散りばめられているのです。

快適で最適な樹木管理を目指し、今日も「プロの目」と「匠の技」を光らせつつ、補修班は作業をがんばっています!
作業中はご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、作業へのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
担当:西土木事務所 維持第一係
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