森づくり体験会in大高緑地~竹藪のビフォー&アフター~
9月3日(土)に緑区大高緑地で開催した「森づくり体験会」の様子をご紹介します。
この体験会では、日ごろから大高緑地で活動している「大高竹の会」の方々を講師としてお迎えし、会の方々が普段活動されている大高緑地「猪根の森」を観察した後、竹の伐採体験を行いました。
森の観察では、講師の方からシンボルとなる植物や森の管理について説明いただきました。
メタセ広場
最初に立ち寄った通称「メタセ広場」は50年以上前に植えられたメタセコイアの巨木が立ち並び、周囲の森とは一線を画す雰囲気でとても迫力がありました。
モウソウチク林再生区
メタセ広場の正面には健全な竹林となるよう密度管理されたモウソウチク林再生区が広がっています。ここで採集した竹は竹炭や竹工作などに活用しているとのことです。
ヤマザクラの巨木
次に、名古屋市内で一番大きいとも言われるヤマザクラの巨木をご紹介いただきました。散策路を作っていたところ、偶然発見されたこのサクラは、竹の会で下草の整理や周辺木の除伐などを行い、見事に樹勢が回復したとのことです。周辺の散策路はこのサクラにちなんで「チェリーロード」という名前が付けられています。
手入れしている森(左)としていない森(右)
森は手入れをせず放っておくとうっそうとした薄暗い森となり、地面まで日が当たらず、豊かな林床植生が失われてしまうほか、次の世代の木が育ちづらくなります。大高竹の会では不要な木の除伐などの手入れを通して、地面まで日があたるようにし、林床植生の回復と次世代につながる健全な森の育成に取り組まれています。
一通り緑地内を観察した後は、竹の伐採体験を行いました。
最初に会の方が見本として実践した後、1時間程度、参加者の皆さんによる間伐作業を行いました。
2方向から切り込みを入れて、切った竹を倒す方向を調整します。
切った竹を倒すときしっかり声掛けをして周囲を確認し、全員で安全かどうかチェックします。
切った竹はそのままでは運べないので、一定の長さに切り揃えます。参加者の方には切り揃えた竹を最後に集積場所に運ぶまできっちり体験いただきました。
はじめてのこぎりを使うという方もいらっしゃいましたが、みなさん会の方のマンツーマンに近い指導のもと、スムーズに作業いただきました。
蒸し暑い中の作業は大変でしたが、時間が過ぎるのはあっという間。終了後に最初のメタセ広場に移動して、活動の振り返りを行いました。
「今まで身近に竹に関して詳しく知っている人がいなく知れる機会が少なかったのでとても参考になった」、「竹の切り方を指導いただいて習得できた。実家の竹藪で活用します。」といった声をいただき、今後も竹の会の活動に参加したいといった参加者の方もいらっしゃいました。会の方にとっても参加者の方にとっても実りのある体験会となったのではないでしょうか。
ご参加いただいたみなさま、講師を務めてくださった大高竹の会のみなさま、ありがとうございました。
今年度は「森づくり体験会」をあと2回予定しています。
体験会の内容や応募方法などは、広報なごやでお知らせする予定です。ご興味のある方はぜひご参加ください。ご応募お待ちしております。
担当:緑地利活用課
この体験会では、日ごろから大高緑地で活動している「大高竹の会」の方々を講師としてお迎えし、会の方々が普段活動されている大高緑地「猪根の森」を観察した後、竹の伐採体験を行いました。
森の観察では、講師の方からシンボルとなる植物や森の管理について説明いただきました。
メタセ広場
最初に立ち寄った通称「メタセ広場」は50年以上前に植えられたメタセコイアの巨木が立ち並び、周囲の森とは一線を画す雰囲気でとても迫力がありました。
モウソウチク林再生区
メタセ広場の正面には健全な竹林となるよう密度管理されたモウソウチク林再生区が広がっています。ここで採集した竹は竹炭や竹工作などに活用しているとのことです。
ヤマザクラの巨木
次に、名古屋市内で一番大きいとも言われるヤマザクラの巨木をご紹介いただきました。散策路を作っていたところ、偶然発見されたこのサクラは、竹の会で下草の整理や周辺木の除伐などを行い、見事に樹勢が回復したとのことです。周辺の散策路はこのサクラにちなんで「チェリーロード」という名前が付けられています。
手入れしている森(左)としていない森(右)
森は手入れをせず放っておくとうっそうとした薄暗い森となり、地面まで日が当たらず、豊かな林床植生が失われてしまうほか、次の世代の木が育ちづらくなります。大高竹の会では不要な木の除伐などの手入れを通して、地面まで日があたるようにし、林床植生の回復と次世代につながる健全な森の育成に取り組まれています。
一通り緑地内を観察した後は、竹の伐採体験を行いました。
最初に会の方が見本として実践した後、1時間程度、参加者の皆さんによる間伐作業を行いました。
2方向から切り込みを入れて、切った竹を倒す方向を調整します。
切った竹を倒すときしっかり声掛けをして周囲を確認し、全員で安全かどうかチェックします。
切った竹はそのままでは運べないので、一定の長さに切り揃えます。参加者の方には切り揃えた竹を最後に集積場所に運ぶまできっちり体験いただきました。
はじめてのこぎりを使うという方もいらっしゃいましたが、みなさん会の方のマンツーマンに近い指導のもと、スムーズに作業いただきました。
蒸し暑い中の作業は大変でしたが、時間が過ぎるのはあっという間。終了後に最初のメタセ広場に移動して、活動の振り返りを行いました。
「今まで身近に竹に関して詳しく知っている人がいなく知れる機会が少なかったのでとても参考になった」、「竹の切り方を指導いただいて習得できた。実家の竹藪で活用します。」といった声をいただき、今後も竹の会の活動に参加したいといった参加者の方もいらっしゃいました。会の方にとっても参加者の方にとっても実りのある体験会となったのではないでしょうか。
ご参加いただいたみなさま、講師を務めてくださった大高竹の会のみなさま、ありがとうございました。
今年度は「森づくり体験会」をあと2回予定しています。
体験会の内容や応募方法などは、広報なごやでお知らせする予定です。ご興味のある方はぜひご参加ください。ご応募お待ちしております。
担当:緑地利活用課
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