こんにちは!守山土木事務所1年生のHです!
8月は、「道路ふれあい月間」です。
道路への関心を高めていただく期間ということで、仕事上で耳にする道路についてのエピソードを書いてみたいと思います。
1 「道路」に「歩道」は含まれない???
市民の方とお話ししていると、「道路」は「車道」であって、「歩道」は含まれない、と思われている方がチラホラ…
きっと、「道路とは、車が通るところ」という認識をお持ちなのかと思います。
法律上は「道路」は「歩道」を含みます。
なので、土木事務所の職員から「道路とは、歩道のことですか?車道のことですか?」と質問させていただくことがあるかもしれません。
「道路なんだから、車道に決まってるのに???」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ご容赦ください(>_<;;;)
2 「道路」の名前
「竜泉寺街道」という言葉がありますね。
これは道の通称で、道路法という法律上の道路の名称は「県道名古屋多治見線」です。
このように道の通称と、法律上の名称が違う場合があります。
ここでは、守山区内の道の通称を3つご紹介します。
※仕事上で使用するのは法律上の名称ですが、人と道の話をするときなんかは通称のほうが親しまれていて伝わりやすかったりします。ご相談やお問い合わせの際にはみなさんが使いやすいほうでお話しいただいて大丈夫です(^^)
【1】瀬戸街道

瀬戸に続く道ということで瀬戸街道と呼ばれているのだと思います。
少し調べてみたところ、江戸時代には「水野街道」と呼ばれていたそうです。水野街道は、今の大曽根の辺りから、現在の瀬戸市水野を通って定光寺までの道の名称で、その一部が今の瀬戸街道にあたります。
いつから水野街道が瀬戸街道に変わっていったのかはわかりませんでした。
明治時代でしょうか…???
調べ物をしていて思わぬ発見がありました!!!
昭和59年8月の広報なごやに「道路の愛称募集」という記事、また、昭和60年1月の広報なごやでは「道路愛称決まる」との記事を見つけました。
当時、24の道路の愛称を決めようとしたらしく、その1つに瀬戸街道があったようです。24のうち12はもともとの通称を愛称にし、残りの12は応募いただいた愛称から選考したようです。
瀬戸街道については通称を愛称としています。
このとき決まった愛称が市民の皆様に親しまれるように、標識の設置をしようとしたんだとか。

たしかにありますね♪
私は昭和60年9月の生まれです。
もう少し早く生まれていれば、道路の愛称が決まる歴史的瞬間に立ち会うことができたのか…!(T_T)
それにしても、通称、愛称、法律上の名称とややこしいですね…
【2】竜泉寺街道

ズバリこれ!という由来は見つけられませんでした…。
ただ、守山区には竜泉寺というお寺があるので、そこへつながる道、ということからこの通称がつけられたのかな~と思います。
ちなみに、写真の左半分にご注目!
道路の舗装が新しくなっているのに気づきましたか?
春から始まった道路工事により渋滞等ご迷惑をおかけしましたが、みなさまのご理解・ご協力のおかけで完了しました♪
ありがとうございました!
【3】ばくだん坂

守山区内のとある学区の広報紙を読んでいたところ、この言葉に目が留まりました。
名前にインパクトがありますね。
「心臓破りの坂ってこと????」と思い、実際に歩いてみたところ、運動不足の私でも「フ~ンフン♪」と鼻歌を歌いながら上ることができました。
実は、「ばくだん坂」という通称の由来は、坂の勾配ではなく歴史にありました。
戦時中、爆弾が落ちてきた場所だったようです。
きっと、当時のことを忘れないように、この通称がつけられたのでしょう。
道路の通称について調べてみると、道を通る人々が、道に何らかの想いを持っていたのを感じます。
さて、今回は、とりとめもない記事になっている気もしますが、普段身近な存在の道路に関心を寄せていただくきっかけになれば嬉しいです。
それでは、本日も道路パトロールに行ってきます!

※土木事務所では、穴ぼこや不法投棄など道路の異常発見のために日々道路パトロールをしています。
道路パトロールカーは9月25日の元気まつり守山で展示します。
写真撮影もオッケーです!
是非、ご来場ください♪
担当:守山土木事務所