森づくり体験会in八竜緑地~八竜湿地のお手入れ~
6月25日(土)に守山区八竜緑地で「森づくり体験会」を行いました。
日ごろから八竜緑地で活動している「水源の森と八竜湿地を守る会」の方々を講師としてお迎えし、日頃の活動を体験しました。


少し前まで雨予報だったのが嘘のように、当日は晴れて暑くなりました。
作業前に緑地内を歩き、講師の方から説明を受けます。普段は入れない湿地の中にも入り、貴重な植物のお話を伺いました。

マメナシの実

クロミノニシゴリの実

トウカイコモウセンゴケ
これらは東海丘陵要素植物と呼ばれ、日本の東海地方にのみ分布する植物です。他にもシデコブシ、シラタマホシクサ、ウンヌケ等を見ることができます。
この八竜湿地は環境省の「日本の重要湿地500」にも選出されており、生物多様性の観点から重要度の高い湿地として位置づけられています。

上段から下段の湿地を見下ろした様子
湧水湿地は数十年から数百年で遷移がすすみ、やがてもとの環境に戻っていきますが、その間に新たに崩壊の発生や周辺で新たな湿地が形成され、埋土種子(土の中で眠っている植物の種)や植物が移動することで長い期間に継続して残ってきました。
しかし、現在では湿地周辺は開発され、丘陵地は荒廃しないように整備されています。そのため新たな湿地の出現は見込めず、今ある湿地は貴重なもので、維持していくためには人の手を入れ保全していく必要があります。

緑地内を観察した後は、樹木の間伐を行いました。
里山が放置されて森林化が進み、草地や疎林という環境が無くなっていき、湿原の中に木が侵出して森林化すると、湿地を維持できなくなります。今回は常緑樹を中心に1時間程度、間伐作業を行いました。

非常に暑く作業は大変でしたが、時間が過ぎるのはあっという間。終了後に学習広場に移動して、活動の振り返りを行いました。
「湿地植物に興味が持てたので、次は観察会に参加したいと思います」「木を切るのは思ったより難しかった」「湿地を守るために、森の木もあわせて管理していくことが分かった」といった声がありました。
ご参加いただいたみなさま、講師を務めてくださった水源の森と八竜湿地を守る会のみなさま、ありがとうございました。
今年度は「森づくり体験会」をあと3回予定しています。
体験会の内容や応募方法などは、広報なごやでお知らせする予定です。ご興味のある方はぜひご参加ください。ご応募お待ちしております。
担当:緑地利活用課
日ごろから八竜緑地で活動している「水源の森と八竜湿地を守る会」の方々を講師としてお迎えし、日頃の活動を体験しました。


少し前まで雨予報だったのが嘘のように、当日は晴れて暑くなりました。
作業前に緑地内を歩き、講師の方から説明を受けます。普段は入れない湿地の中にも入り、貴重な植物のお話を伺いました。

マメナシの実

クロミノニシゴリの実

トウカイコモウセンゴケ
これらは東海丘陵要素植物と呼ばれ、日本の東海地方にのみ分布する植物です。他にもシデコブシ、シラタマホシクサ、ウンヌケ等を見ることができます。
この八竜湿地は環境省の「日本の重要湿地500」にも選出されており、生物多様性の観点から重要度の高い湿地として位置づけられています。

上段から下段の湿地を見下ろした様子
湧水湿地は数十年から数百年で遷移がすすみ、やがてもとの環境に戻っていきますが、その間に新たに崩壊の発生や周辺で新たな湿地が形成され、埋土種子(土の中で眠っている植物の種)や植物が移動することで長い期間に継続して残ってきました。
しかし、現在では湿地周辺は開発され、丘陵地は荒廃しないように整備されています。そのため新たな湿地の出現は見込めず、今ある湿地は貴重なもので、維持していくためには人の手を入れ保全していく必要があります。

緑地内を観察した後は、樹木の間伐を行いました。
里山が放置されて森林化が進み、草地や疎林という環境が無くなっていき、湿原の中に木が侵出して森林化すると、湿地を維持できなくなります。今回は常緑樹を中心に1時間程度、間伐作業を行いました。

非常に暑く作業は大変でしたが、時間が過ぎるのはあっという間。終了後に学習広場に移動して、活動の振り返りを行いました。
「湿地植物に興味が持てたので、次は観察会に参加したいと思います」「木を切るのは思ったより難しかった」「湿地を守るために、森の木もあわせて管理していくことが分かった」といった声がありました。
ご参加いただいたみなさま、講師を務めてくださった水源の森と八竜湿地を守る会のみなさま、ありがとうございました。
今年度は「森づくり体験会」をあと3回予定しています。
体験会の内容や応募方法などは、広報なごやでお知らせする予定です。ご興味のある方はぜひご参加ください。ご応募お待ちしております。
担当:緑地利活用課