森づくり体験会in小幡緑地~マメナシの保全~
4月23日(土)に小幡緑地で「森づくり体験会」を行いました。
日ごろから小幡緑地の自然を保全するために活動している「愛知守山自然の会」の方々を講師としてお迎えし、マメナシの生育地を巡って実生(生えたばかりの芽)探しを体験しました。
マメナシは春に白い可憐な花を咲かせ、秋には1cmくらいのナシにそっくりな小さな実をつける木です。日本国内では愛知、岐阜、三重の限られた場所にのみ生育しており、絶滅危惧種に指定されています。小幡緑地は園路沿いでマメナシを観察することができ、名古屋市の中で特に重要なマメナシの生育地となっています。

最初に講師の方よりマメナシの説明を受けた後、名古屋市内で一番大きいと言われるシンボルツリーのマメナシの周りで実生を探しました。


シンボルツリーの幹回りを測ると昨年から1cmほど大きくなっており、この大きさの木でも少しずつですが、年々成長しているそうです。

その後も園内を移動し、各所でマメナシの実生探し。
マメナシの実生は茎が赤く、葉先が三又に分かれているのが特徴。
それでもやはり他にも似たような芽生えが生えている地面の上でマメナシの実生だけを探し出すのは難しく、みなさま悪戦苦闘。。。

実生を見つけたらピンを立てて、今後の保全に活かします。
マメナシの花はほとんど終わっていました。見ごろはサクラが咲いた少し後の時期です。花はサクラに似ていますが、めしべの数や花のつき方が違うそうです。

竜巻池に移動。湿地の周りを好むマメナシなので、竜巻池の周りは比較的多くの実生が見られました。



小さな実生が何本かあることもあり、草刈の際などに誤って刈ってしまわないように、ロープなどで囲み、見つけた年ごとにピンの色を分けて保護しています。年ごとの成長を把握し、今の成木が寿命を迎えた後の後継木となる幼木を守り育てるための大切な作業です。

最後のスポットでの実生探しが終了。
実生を見つけられた方もそうでない方もいらっしゃいましたが、みなさま全力で探していただき、最後にはおのずと達成感が得られたとの声も。
ご参加いただいたみなさま、講師を務めてくださった愛知守山自然の会のみなさま、ありがとうございました。
今年度は「森づくり体験会」をあと5回予定しています。
体験会の内容や応募方法などは、広報なごやでお知らせする予定です。ご興味のある方はぜひご参加ください。ご応募お待ちしております。
担当:緑地利活用課
日ごろから小幡緑地の自然を保全するために活動している「愛知守山自然の会」の方々を講師としてお迎えし、マメナシの生育地を巡って実生(生えたばかりの芽)探しを体験しました。
マメナシは春に白い可憐な花を咲かせ、秋には1cmくらいのナシにそっくりな小さな実をつける木です。日本国内では愛知、岐阜、三重の限られた場所にのみ生育しており、絶滅危惧種に指定されています。小幡緑地は園路沿いでマメナシを観察することができ、名古屋市の中で特に重要なマメナシの生育地となっています。

最初に講師の方よりマメナシの説明を受けた後、名古屋市内で一番大きいと言われるシンボルツリーのマメナシの周りで実生を探しました。


シンボルツリーの幹回りを測ると昨年から1cmほど大きくなっており、この大きさの木でも少しずつですが、年々成長しているそうです。

その後も園内を移動し、各所でマメナシの実生探し。
マメナシの実生は茎が赤く、葉先が三又に分かれているのが特徴。
それでもやはり他にも似たような芽生えが生えている地面の上でマメナシの実生だけを探し出すのは難しく、みなさま悪戦苦闘。。。

実生を見つけたらピンを立てて、今後の保全に活かします。
マメナシの花はほとんど終わっていました。見ごろはサクラが咲いた少し後の時期です。花はサクラに似ていますが、めしべの数や花のつき方が違うそうです。

竜巻池に移動。湿地の周りを好むマメナシなので、竜巻池の周りは比較的多くの実生が見られました。



小さな実生が何本かあることもあり、草刈の際などに誤って刈ってしまわないように、ロープなどで囲み、見つけた年ごとにピンの色を分けて保護しています。年ごとの成長を把握し、今の成木が寿命を迎えた後の後継木となる幼木を守り育てるための大切な作業です。

最後のスポットでの実生探しが終了。
実生を見つけられた方もそうでない方もいらっしゃいましたが、みなさま全力で探していただき、最後にはおのずと達成感が得られたとの声も。
ご参加いただいたみなさま、講師を務めてくださった愛知守山自然の会のみなさま、ありがとうございました。
今年度は「森づくり体験会」をあと5回予定しています。
体験会の内容や応募方法などは、広報なごやでお知らせする予定です。ご興味のある方はぜひご参加ください。ご応募お待ちしております。
担当:緑地利活用課