森づくり講座in東山公園~クロミノニシゴリ天然下種更新の林床づくり~
3月7日(日)に東山公園うるおいの森にて「森づくり講座」を行いました。
東山公園から平和公園にかけては、「なごや東山の森」という南北に連なる約400haの貴重な樹林があり、北から順に、「へいわの森」「くらしの森」、「いのちの森」、「ふれあいの森」、「うるおいの森」と5つのエリアに分けられています。
今回は一番南にある「うるおいの森」の天白渓湿地において、森づくり講座を実施いたしました。
日ごろからなごや東山の森で活動していらっしゃる「なごや東山の森づくりの会」の方々を講師としてお迎えし、下草刈りや樹木の伐採、樹木調査などを体験しました。
受付、集合場所は東山公園テニスセンターの南広場です。
うるおいの森の散策路は東山公園テニスセンターの南側に広がっています。

全員集合したら、講師の方から、活動の意義や内容、活動場所の湿地についてご説明をしていただき、

さっそく森へと入っていきます。
森の中の散策路を15分程歩いて到着しました。
ここが今回の活動場所である天白渓湿地です。
周辺の環境が変化したためか、以前ほど水を湛えていないとのことですが、湿地特有の植物が周囲にはあるそうです。
活動場所に到着したら、まずは地形や周辺の植生の調査です。作業の前に、調査をして森を知るというのは森づくりを行う上でとても大切なことです。

さて、タイトルにもあるクロミノニシゴリですが、この地方の湿地に育つ日本固有の樹木です。新たな世代の樹が育っていくためには、樹の種が芽を出せるように土の地面に落ちること、その芽が十分な光を浴びることが必要です。今回は周辺の地面を覆ってしまっているササを刈ったり、日当たりを良くするために間伐をしたり、クロミノニシゴリが新たに芽を出していけるような林床づくりを行います。
ここからは、3つのグループに分かれ、それぞれクロミノニシゴリの周辺で作業を開始します。

みんなで力をあわせて、倒れている木を動かしたり、鎌でササを刈ったり、クロミノニシゴリの周りの地面をきれいにします。

時間があるグループは日光を遮ってしまっている木の間伐も行いました。
辺り一面にササが生い茂り、なかなか大変な作業でしたが、1時間ほど頑張ってかなりすっきりしました!

地面が露出したら周りの土壌調査や、

クロミノニシゴリの計測も実施しました
地方固有の植物が育つ環境を維持できるといいですね。そのために、これからもみんなで力をあわせて森を守り育てていかないといけません。
参加者のみなさま、なごや東山の森づくりの会のみなさま、ありがとうございました。
全5回実施いたしました「森づくり講座」も今年度はこれで終了ですが、また来年度も市内のいろいろな森で実施する予定です。ぜひぜひご参加いただき、森づくりについて知っていただければと思います。ご参加お待ちしております。
担当:緑地利活用課
東山公園から平和公園にかけては、「なごや東山の森」という南北に連なる約400haの貴重な樹林があり、北から順に、「へいわの森」「くらしの森」、「いのちの森」、「ふれあいの森」、「うるおいの森」と5つのエリアに分けられています。
今回は一番南にある「うるおいの森」の天白渓湿地において、森づくり講座を実施いたしました。
日ごろからなごや東山の森で活動していらっしゃる「なごや東山の森づくりの会」の方々を講師としてお迎えし、下草刈りや樹木の伐採、樹木調査などを体験しました。
受付、集合場所は東山公園テニスセンターの南広場です。
うるおいの森の散策路は東山公園テニスセンターの南側に広がっています。

全員集合したら、講師の方から、活動の意義や内容、活動場所の湿地についてご説明をしていただき、

さっそく森へと入っていきます。

森の中の散策路を15分程歩いて到着しました。
ここが今回の活動場所である天白渓湿地です。

周辺の環境が変化したためか、以前ほど水を湛えていないとのことですが、湿地特有の植物が周囲にはあるそうです。
活動場所に到着したら、まずは地形や周辺の植生の調査です。作業の前に、調査をして森を知るというのは森づくりを行う上でとても大切なことです。

さて、タイトルにもあるクロミノニシゴリですが、この地方の湿地に育つ日本固有の樹木です。新たな世代の樹が育っていくためには、樹の種が芽を出せるように土の地面に落ちること、その芽が十分な光を浴びることが必要です。今回は周辺の地面を覆ってしまっているササを刈ったり、日当たりを良くするために間伐をしたり、クロミノニシゴリが新たに芽を出していけるような林床づくりを行います。
ここからは、3つのグループに分かれ、それぞれクロミノニシゴリの周辺で作業を開始します。

みんなで力をあわせて、倒れている木を動かしたり、鎌でササを刈ったり、クロミノニシゴリの周りの地面をきれいにします。

時間があるグループは日光を遮ってしまっている木の間伐も行いました。

辺り一面にササが生い茂り、なかなか大変な作業でしたが、1時間ほど頑張ってかなりすっきりしました!

地面が露出したら周りの土壌調査や、

クロミノニシゴリの計測も実施しました

地方固有の植物が育つ環境を維持できるといいですね。そのために、これからもみんなで力をあわせて森を守り育てていかないといけません。
参加者のみなさま、なごや東山の森づくりの会のみなさま、ありがとうございました。
全5回実施いたしました「森づくり講座」も今年度はこれで終了ですが、また来年度も市内のいろいろな森で実施する予定です。ぜひぜひご参加いただき、森づくりについて知っていただければと思います。ご参加お待ちしております。
担当:緑地利活用課