東海豪雨から20年(3)~ソフト対策について~

image001_2020092410264559a.jpg

 ○洪水・内水ハザードマップ
             image003_20200924102646365.jpg
  名古屋市内の各家庭には「あなたの街の洪水・内水ハザードマップ」が、配布されています。洪水や内水はん濫による浸水が予想される地域を示した地図だけど、それ以外にもいざという時に役に立つ情報もたくさん書いてあります。


image005_20200924102655a4a.jpg image007_20200924102655277.jpg

image009_20200924102655f58.jpg

 ○道路・河川等監視情報システム
          image011_2020092410265517d.jpg

  東海豪雨以降、名古屋市では河川や道路アンダーパスに監視カメラを設置して、市民向けに情報提供を行っています。ゲリラ豪雨など大雨時、 「○」印のところのカメラ画像を見ることで、道路の状況を確認することができます。
※1 国土交通省など他の管理者から画像データの提供受けている場所も一部あります。
※2 提供データは2分ごとに更新されるカメラ画像です。(動画ではありません。)

          image013_20200924102655f76.jpg
                    (例)道路のアンダーパス画像

(道路・河川等監視情報システムURL)
 http://www.rdcamimage.city.nagoya.jp/public_html/Default.asp

 ○その他(簡易水防工法の紹介)

             image015_2020092410273812f.jpg

  水深が浅い段階の時、身近にあるもので家の中に水が入るのを軽減することができる簡易水防工法を名古屋市ホームページ上で紹介しています。台風前など、事前対策の参考にして、ご活用ください。

(簡易水防工法の例)
 http://www.city.nagoya.jp/bosaikikikanri/page/0000003842.html

image017_20200924102728435.jpg

担当:企画経理課、河川工務課

秋の八竜緑地自然観察会を開催しました!

 令和2年9月12日(土)と13日(日)の2日間、守山区八竜緑地では秋の自然観察会が開催されました。
 緑のパートナー“水源の森と八竜湿地を守る会(以下、八竜湿地を守る会)”の皆さまや守山区役所、名古屋市みどりの協会と連携して、毎年春と秋の年2回実施しているこの観察会ですが、春の自然観察会は残念ながら新型コロナウィルスの影響で中止となっていました。
 今回は、受付での検温や消毒等の感染防止対策にご協力いただき、開催する運びとなりました。
image001_202009231340219c4.jpg     image002_202009231619238f1.jpg

 八竜緑地は日頃から、八竜湿地を守る会による積極的な活動のお蔭で、貴重な自然や湿地が保全されています。観察会ではフェンスに囲まれ、普段は一般の方が入れない区域を観察していただくことができます。
image005_20200923134027778.jpg image006_202009231340417e7.jpg

 秋の観察会の見どころは何といってもシラタマホシクサとマメナシの実です。
 フェンスに囲まれた湿地の中で、シラタマホシクサは小さくて白い可憐な花をたくさん咲かせて、参加者の目を楽しませてくれました。
 マメナシの実はとっても小さいですが、“ナシ”という言葉がついているだけあって、私たちもよく知る梨とそっくりの模様をしていますよ。
image009_20200923134034d15.jpg      image012_2020092316192504e.jpg

 八竜緑地内を巡った後は、八竜湿地を守る会の会長さまからごあいさつをいただき、アンケートにご協力いただいて解散となりました。ご参加いただいた皆さまは秋の八竜湿地を存分に楽しんでいただけたのではないでしょうか。

 市街化が進む名古屋市にも、守山区を含めた東部丘陵地にはまとまりのある豊かで貴重な自然が残されており、四季折々の姿で私たちを楽しませてくれます。これからもこうしたみどりが名古屋の魅力と感じていただけるよう、八竜湿地を守る会をサポートしながら、八竜緑地の素敵な自然を後世に繋いでいきたいと思います。

担当:守山土木事務所

港警察署・名古屋建設業協会との合同道路啓開訓練

 最近は少し涼しくなってきましたが、今年も台風が増える時期が近づいてきました。災害はいつ起きるか分かりません。
 今月頭の9月1日は「防災の日」、今年は8月30日から9月5日まで「防災週間」でした。
 みなさん、知っていましたか?
 テレビ等でも、防災についていろいろな情報が発信されていましたよ。

 さて、その「防災の日」の9月1日に、港土木事務所は港警察署・名古屋建設業協会と合同で訓練を行いました。
 訓練の内容は、地震などの災害が起こった時に通行していた車が道路を塞いでしまった状況を想定して、その車を移動させて緊急車両等が通るスペースを確保する、というものです。

 【港警察署による交通規制訓練の様子】
image001_20200923094218da7.jpg
 素早い動きで交通規制完了!

 【港土木事務所・名古屋建設業協会の訓練の様子】
image003_20200923094237b06.jpg
 この道具(ゴージャッキ)で通行を妨げている車両を持ち上げて、
image005_20200923094237a7c.jpg
 人の力で押して動かします。
image007_202009230942379d6.jpg
 名古屋建設業協会のメンバーも車両移動!

 このような道路上の障害物を移動させて、道路通行を確保する作業を「道路啓開」と言いますが、この作業は、救急活動のための消防車やパトカー、物資運搬のための車両などが通行するために、災害時には最優先して行わなければならない大事なことです。

 上の写真を見ていただいて分かるほど、訓練当日は開始直前から豪雨が降り始め、まさに最悪の気象条件の中、本番さながらの訓練となりました。
 いざ災害が起こった時には、どんな状況であっても最前線で活動することになる、警察署・土木事務所・名古屋建設業協会のメンバーは、ずぶ濡れになりながらも一致団結し、無事に訓練を終えることが出来ました。

 災害はいつ起こるか分かりません。
 一人一人の準備が大切だと思いますので、この記事を目にした皆さんが防災の意識を少しでも高めてもらえると、我々はうれしく思います。

担当:港土木事務所

東海豪雨から20年(2)~ハード対策について~

image001_20200915134928a56.jpg

○調節池の設置
 対策の一つに、公園の下に調節池というものをつくりました。雨がたくさん降った際には、コンクリート製の柱や壁でできた空間内に雨水をためる仕組みとなっており、小学校のプールで約60杯の水をためることができます。
image004_20200915140415f04.png
image005_20200915134940d5a.jpg
                 (楠調節池位置図・写真・イメージ図)

○川のしゅんせつ
 川底を深く掘ることで、川の断面を大きくして大雨でも水を流しやすくしました。
image007_20200915134940718.jpg
                    (堀川のしゅんせつの様子)

○川のしゅんせつ・樹木の伐採
 川の中に堆積していた土と、自然に繁茂した樹木を撤去することで、大雨時に水の流れを流れをよくしました。
image009_20200915134940c2f.jpg
                (扇川のしゅんせつ・樹木の伐採の様子)

image012.png

担当:企画経理課、河川工務課、河川計画課

道路啓開訓練について!

 令和2年9月1日(火)午前中に中村土木事務所と関係機関が合同で道路啓開訓練を実施しました。道路啓開とは、大規模災害発生時に緊急車両等が通行可能となるように道路上の瓦礫(がれき)等の除去処理を行い、救援ルートを確保する作業のことです。
 例年米野公園西の環状線で行っております。今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、中止も検討しましたが、いつ起こりうるかわからない災害に備えるためにも、規模を縮小する形で実施する運びとなりました。参加した関係機関は、中村警察署、名古屋建設業協会、中村区役所になります。
 訓練に先立ち、中村土木事務所長が挨拶を行い、本日の訓練の流れやこの訓練を実施する意義を参加者全員で共有しました。今回の訓練は車両が道路上に放置されていて動かないことを前提にしており、その除去処理を行うことで、救援ルートを確保する内容としました。

      中村土木事務所長あいさつ                交通規制①
 image001_20200914104727c84.jpgimage003_20200914104729d00.jpg

 挨拶が終わると、さっそく訓練が開始され、まず始めに、中村警察署による交通規制を実施しました。その後、放置された車両を移動するための必要な手続きの確認を行いながら、ゴージャッキという移動器具を用いて道路上にある車両の移動を行いました。

            交通規制②                    交通規制③
 image005_20200914104833d38.jpgimage007_202009141048335f8.jpg

           ゴージャッキ①                  ゴージャッキ②
 image009_20200914104833c2c.jpgimage011_20200914104833b07.jpg

           ゴージャッキ③                  ゴージャッキ④
 image013_2020091410483340d.jpgimage015_202009141048336a8.jpg

 放置車両を移動する手順を関係機関と確認を行うことで、いざ発災した時にも活動が円滑に進むようになります。また、実際に発災した時には、道路管理者である中村土木事務所だけでは対応は不可能であり、中村警察署、名古屋建設業協会や中村区役所の協力がなければ実施することは難しいと考えております。今後も関係機関との連携を強め、引き続きいつ起こりうるかわからない災害に備えたいと思います。

担当:中村土木事務所

合同で道路啓開(どうろけいかい)訓練を行いました。

 こんにちは、昭和土木事務所です。

 9月1日、昭和消防署前にて道路啓開(どうろけいかい)訓練を実施しました。
(参加機関:昭和土木事務所、昭和区役所、昭和警察署、昭和消防署、一般社団法人名古屋建設業協会)

 道路啓開とは、災害時に緊急車両等の通行のため、道路上のがれきや倒木の処理、乗り捨てられた自動車の移動などを行い、救援ルートを開けることを言います。

 まずは昭和警察署の白バイによるパトロール。
 1白バイパトロール
 車両が通行できない場所でも、バイクの機動力なら被害状況の確認ができます。

 確認された状況は、すぐさま合同指揮本部で共有されます。
 2合同指揮本部
 被害状況は、がれきの散乱、街路樹の倒木、放置車両3台とその先の車両内にけが人あり。

 本部からの要請を受け、(一社)名古屋建設業協会の皆さんが出動。
 3名建協がれき撤去
 重機が、がれきと倒木を次々と撤去していきます。
 こういった作業は行政だけでは難しいため、災害時において、建設業者の方々はとても頼りになる存在です。

 次に放置車両3台の移動。
 4土木放置車両移動
 5警察放置車両移動
 6名建協放置車両移動
 こちらは土木事務所、警察署、名古屋建設業協会がそれぞれ1台を移動。

 道路上に障害物がなくなったため、救急車両が通行可能になり・・・
 7消防けが人救出
 消防署によるけが人の救出が無事完了。

 最後に路上をパトロール。
 安全を確認し、警察署の緊急車両も無事通行しました。

 これにて道路啓開は完了です。
 8参集
 ご参加いただいたみなさま、暑い中おつかれさまでした。

 この日は急な悪天候となりましたが、各機関の素早い作業により、結果として強雨に見舞われる前に道路啓開を行うことができました。

 実際の災害時にも素早い対応ができるよう、今後もこうした訓練を通じて、関係機関との連携を図っていきたいと思います。

担当:昭和土木事務所

合同防災訓練を行いました!

 9月1日は「防災の日」ということで、防災への認識を深め、心構えを準備するという目的で、南土木事務所では南警察署をはじめ各関係機関と合同で訓練を行いました。

 地震や台風、豪雨や津波といった天災はいつどこで起こるか分かりません。
 今回は、南海トラフを震源としたM9.1の大規模地震により、国道247号北向き車線大江駅付近で、多数の車両放置による交通遮断を想定し、直ちに道路啓開を図るため、警察と土木事務所が協力して車両の移動を行うこととしました。

【南土木事務所・南警察署の訓練の様子】
      南1
                (ゴージャッキを用いた車両持ち上げ・移動)

 災害時には緊急輸送道路となる国道247号ですが、放置車両の移動やがれきの撤去などにより、迅速な救急活動や緊急物資の輸送を行うための道路啓開を実施します。

【南消防署の訓練の様子】
       南2
                     (車両内の要救助者の救出)

 南消防署では車両に閉じ込められた要救助者を発見したとの想定で、救助訓練が行われました。車止めをタイヤに敷き、車両がズレないように固定したうえで窓ガラスを割って中に入り、閉じ込められた方の救出を行いました。

 今回の訓練で、事前に起こりうることを、対策も含めてできる限り想定しておくことが大切だと感じました。これから台風のシーズンを迎えます。いざという時に備えみなさんも一度、防災について考えてみてはいかがでしょうか。

担当:南土木事務所

違法駐車地域パトロール!~稲永学区~

 8月25日(火)午後6時から約1時間、交通安全・違法駐車等防止対策のため、稲永学区連絡協議会10名、港警察署2名、港区役所1名、港土木事務所2名の計15名が連携し、稲永学区内を歩行パトロールして違法駐車・青空駐車追放を張り紙等で呼びかけました。

 ①出発式
 出発式! 地域の安全のため、「がんばるぞ!」と、気合が感じられます。

 ②移動
 約5kmコースへ出発です。夕方ですが気温はまだまだ高く「熱中症対策」のため、協議会の方でペットボトルを用意していただきました。感謝です!!!

 ③張り紙作業
 すごい駐車台数ですが、みなさんで手分けしテキパキとワイパーへ張り紙を挟んでいきます。

 ④張り紙拡大
 張り紙
 
 ⑤警察指導
 パトロール中に出くわした違法駐車者へ港警察の方が職務質問!免許証確認など普段はなかなか立ち合いできない状況に少し緊張(;’∀’)

 ⑥張り紙完了
 コース内の違法駐車・青空駐車へ張り紙完了!

 なんと、コース内だけで【79台】も張り紙しました。張り紙をされた違法駐車の使用者さんはルールを守って車両管理をしていただき、1台でも減ってくれればと思います。
 参加者の皆さま、暑い中、お疲れ様でした。

担当:港土木事務所

東海豪雨から20年(1)~当時の様子をふり返ろう~

01image001

 今回は20年前に名古屋市が大きな被害を受けた東海豪雨について写真で振り返ります。
 平成12年(2000年)9月11日から12日かけて東海地方は記録的な大雨になり、名古屋市では一級河川新川の左岸堤防が決壊したのをはじめ、各所で被害が発生しました。
 (詳しくは 名古屋市ホームページ
http://www.city.nagoya.jp/bosaikikikanri/cmsfiles/contents/0000127/127712/kirokusyu.pdf
↑こちら)

 新川(西区)の堤防が決壊した状況の写真です。川の水位が高い状況が続き、ついには堤防が壊れて市内に大量の水が流れ込みました。
 02image003 03image005

 普段公園として利用できる庄内川緑地も庄内川の水が大量に流れ込みました。
               04image007

 天白川(天白区)でも広範囲で浸水しました。
05image009

06image011

担当:企画経理課、河川計画課






どりょくん日記とは

名古屋市の道路・川・緑を守る
緑政土木局の公式ブログです。
市民の皆さまとの協働事業や
名古屋市職員の取組みなど、
いろんな事を紹介していきます!

にほんブログ村 地域生活(街) その他ブログ ゆるキャラへ
ブログランキングに参加しています。応援のクリックお願いします!

どりょくんについて
「どりょくん」は、緑政土木局補修班のイメージキャラクターです。ゆるキャラブームも落ち着きを見せ始めた今、完全に出遅れた感ありありですが…(汗)みなさん応援よろしくお願いします!
↑↑オリジナルPRソング
「ぼくどりょくん!」

ぜひお聞きください!
最近の記事
リンク集


農業センターtwitter
農業センターfacebook

⇒ 緑化施設・公園のブログ


・ 東山動植物園
・ 久屋大通庭園 フラリエ
・ 徳川園
・ 白鳥庭園
・ 東谷山フルーツパーク
・ 戸田川緑地・農業文化園
・ みどりが丘公園
・ サンビーチ日光川
・ 稲永公園野鳥観察館

・ 行こうよ公園
・ 名古屋市公式ウェブサイト


カテゴリ別一覧
カレンダー
08 | 2020/09 | 10
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 - - -
過去の記事(月別)
ブログ内検索
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文: