皆様、こんにちは。
先日ドボジョ(土木系女子の略称)がいくつか工事現場を紹介しましたが、引き続いてドボダン(土木系男子の略称…?)の私が現場をご紹介させていただきます。
前回は、北区、守山区、名東区の道路工事現場をご案内いたしました。詳しくは下のURLからご覧いただきたいと存じます。
http://doryokun.blog.fc2.com/blog-entry-660.html恐れ入りますが今回は中川区、港区、緑区をご案内したいと存じます。では参ります。
まずは中川区、港区をご案内したいと存じます。
最初にご案内するのは「土古町線」でございます。

この地域は、平成16年に開業した「あおなみ線」の荒子駅、南荒子駅により名古屋駅へのアクセスの利便性が高いばかりでなく、中川区役所、図書館、小文化劇場などの公共施設も多いほか、国の重要文化財である荒子観音などの歴史的建造物もあり多面的な要素を含んでおります。
しかしながら、地域内の道路が狭いため防災上の懸念がありました。
そこで、「土古町線」を整備することで一定の幅が確保されることから、災害時に広域避難地である荒子川公園へ避難する際に通行できるようになります。
用地取得は完了しているため、上下水道などのライフライン敷設後、平成31年度に開通する見込みとなりました。
次は「万場藤前線」でございます。
「万場藤前線」は、大治町から国道23号まで繋がる路線ですが、近鉄名古屋線や一級河川新川で分断されております。
近鉄名古屋線は、平成29年9月に高架への切り替えが完了し、通学路上の危険な踏切がなくなりました。

平成30年春には「万場藤前線」が開通し、南北の地域分断が解消される見込みでございます。

また、新川には「両郡橋」という橋が架かっていますが、幅が狭く、地域間の横断に課題があります。
そこで、「正江橋(仮称)」を架設し、地域分断の解消を図ります。

平成32年度の完成を目指して事業を進めてまいります。
更に南へ移動し、「名古屋十四山線(新西福橋)」でございます。

きれいな橋に見えますが、実は耐震性能が足りておりません。
この路線は、災害時における緊急車両の通行を確保すべき緊急輸送道路として指定されております。そのため、見た目はさほど変わりませんが、柱などの補強をして、常時のみならず緊急時の往来も可能となる見込みでございます。
平成30年度に工事を行い、完了する予定でございます。
最後に緑区をご案内したいと存じます。
案内するのは「桶狭間勅使線」でございます。
この地域は近年の区画整理事業などで市街化が進み、人口も大幅に増加しております。

平成23年3月に国道302号(東南部)が開通しましたが、地域には愛知用水が流れているため通り抜けできる道路は狭く限られており、スムーズに国道302号にアクセスできない現状でございます。
愛知用水は、木曽川から知多半島まで繋がっており、沿線の農業用水、水道用水及び工業用水として生活に必要不可欠なものでございます。
そのため、愛知用水を通水しながら愛知用水下にボックスを押し込み、この中をアンダーパス道路として整備いたします。

愛知用水を通水しながら約2年半の歳月をかけて今年8月に貫通いたしました。
今後、ボックスに取り付ける道路を整備し、平成32年度には開通する予定でございます。
そのほか市内の道路機能の信頼性向上のため、維持・修繕も含め様々な取り組みを行っております。(興味がある方は下記をご覧いただきたいと存じます。)
http://www.city.nagoya.jp/shisei/category/53-3-2-5-0-0-0-0-0-0.html担当:道路建設課