道路工事のお話 パート2(工事する前の準備)
江川線整備事務所です。
先回の「工事のご案内」につづき道路工事のお話をします。
今回は工事をする前の準備をご紹介します。
工事をする前に、設計図面をもとに、歩道の完成位置をスプレーで現地に描いたりして工事の準備をします。
また、地下に埋まっている水道管やガス管などの位置もスプレーなどで確認します。

歩道の場所を白い線でマーキングです。(この工事は歩道を広くする工事です。)

桝(マス:雨水などを集めて管に入れるもの)を作る場所のマーキングです。

地下に埋まっている水道管やガス管、下水管を建設機械で壊さないように、位置と深さをマーキングしてもらいます。
G150PE H0.6 →
ガス管 直径150mm 材質 深さ0.6mを表示しており
H:1.0 Wφ150→
深さ1.0m 水道管 直径150mmを表示しています。

狭い道路では水道、ガス、下水とたくさんの管が道路の中に複雑に埋まっています。

もちろん各家庭にガスや水道、下水と引き込まれているので、どこかでガス(GAS)水道(WATER)、下水(SEWERAGE)につながっています。
この写真は電線類も地下に埋まっている道路なので電気(ELECTRICITY)電話(TELEPHONE)の位置も道路にマーキングして掘るとき壊さないようにしています。
決して落書きではありません。工事予定の場所には書いてあることが多いので
探してみてはどうでしょうか。
このようにして現場で準備をしながら、「施工計画書」を作成して工事にはいります。

次回は「施工計画書」に何が書いてあるか、ご紹介したいと思います。
担当:江川線整備事務所