西区 水防体制 強化中!!
今回は、西区で最近実施された、水防についての2つの取り組みをご紹介します。
①西区総合水防訓練
新緑が爽やかな季節のなか、今年も名古屋市では総合水防訓練が開催されました。当日は時間とともに気温が上がり、とても暑い日となりました。
西区では、上名古屋小学校を会場として、日ごろ区政に協力頂いている地域の皆様、公職者をはじめ、警察、消防、各地域の消防団、西区役所、西環境事業所、西土木事務所など多数参加し行われました。
盛りだくさんの内容のなか、西土木事務所は「簡易水防工法」の訓練をメインに担当いたしました!
地域の皆様と一緒に、実際に3種類の簡易水防工法に挑戦しました。
内容は、いずれも「重たいものをビニールシートで巻く」というものです。
重たいもの限定なので、カステラや麩菓子ではいけません。

ちなみに、西土木の所長は重さなら負けてはいませんが、所長を巻いてはいけません。

・・・さあ、話が脱線しすぎる前に、工法を見てみましょう。
包む内容を変えて、3種類訓練しました。
★土の入った重さのあるもの(プランター等)

★水を入れたポリタンク

★簡易水のう(水を入れたポリ袋)を段ボールに入れたもの

※写真のようなブルーシートでなくても、ご家庭にあるレジャーシートでも十分効果はあります。簡易水防工法についての詳細は、名古屋市公式ウェブサイトをご覧ください。
簡易水防工法は、小規模で浸水深さが浅い初期の水害で行うものですので、できれば止水板を設置したり、土のうを準備したりしておきましょう。状況によっては、早めに避難してください。
さて当日は、消防団の方々による土のう積み訓練に、

ボート用意訓練、

そして仮設トイレ設置訓練なども行われました。

どの訓練も、参加者の方々が真剣に取り組み、とても有意義なものとなりました!
②水防重要箇所 巡回視察
職員の対応力強化と区内関係機関の連携のため、2回にわたり区内の水防上の重要箇所を巡回しました。
1回目は西警察署・西消防署及び西土木への転入職員が、2回目は西区災害対策本部長である西区長はじめ区幹部職員・西保健所及び西環境事業所長等が参加しました。
「重いだけではない!」とばかりに、西土木の所長も防災への「想い」を込めて説明をしました。

各種設備を確認します。道路冠水監視装置は、正常に動作していました。

アンダーパス(橋等の下の掘り下げた道路)は非常に冠水しやすいので、増水時には通行止め対応をします。

庄内緑地には、洪水時に堤防を越えて庄内川の水が流れ込み、調整池となる役割があります。

写真後方にある巨大な機械は、水路の流れを妨げるごみを除去する装置です。
初夏から秋にかけて、ゲリラ豪雨や台風による道路冠水など、水害の危険性が高まる季節になります。
ご家庭でも、できる限りの備えをお願いします。
担当:西土木事務所 管理係