梅雨の季節となりましたが、大雨への備えは万全ですか?
土木事務所では、大雨が降っても、市民の皆さんが安心して暮らせるように、梅雨に入る前から様々な対策に取り組んでいます。
そのうちの一つの
「側溝の修繕工事」を紹介します。
今回の現場では、道路の側溝の一部が沈んでしまい、適切な雨水排水ができなくなっていたので
、土木事務所の補修班が側溝の修繕工事を行いました。補修班は、土木事務所の中でも専門的な技術を持った職員で、道路や河川、公園で発生した様々な問題を早急に解決するために働いています。
<<工事の流れ>>① 現場確認 水たまりの原因、側溝の排水機能を回復させるために何が必要かを検討します。
具体的には、側溝の勾配を計測し、修繕する範囲を確認します。
② 既設側溝の撤去&敷きモルタルの作成 ①で確認した修繕の必要な部分の側溝をブレーカーで砕き撤去します。
既設の側溝を撤去している間に、敷きモルタル※を練り混ぜ、次の作業の準備をします。
※モルタルとは、砂、セメント、水を練り混ぜて作る建築材料で、身近なところでは、レンガなどの接着剤として使われています。コンクリートとは違い、砂利が入っていないため、表面を仕上げ易く、施工性が良い素材です。
③ 敷きモルタル 既設の側溝を撤去後、地面をならし、その上に練り混ぜたモルタルを敷きます。
④ 側溝設置 敷きならしたモルタルの上に、側溝を設置します。設置時には、水平器を使って、水がうまく流れるように側溝の勾配をはかりながら調節し、設置します。
⑤ 側溝の固定 設置した側溝がずれないように、側溝の間にもモルタルをすりこんで固定します。
⑥ 後片付け 修繕工事後は、後片付けと清掃をして、道路をきれいにして撤収します。

大雨が降る前に修繕工事を無事に終えることができました。
市民の皆さんも、日頃から家のまわりの側溝を点検し、排水の妨げになるものを取り除くなど、側溝の清掃にご協力をお願いします。
土木事務所の補修班はこのように問題を解決するために、毎日
黄色いトラックに乗って市内を走り回っています。作業中には、皆さんにご迷惑ご不便をおかけすることもありますが、安心・安全に暮らせるまちづくりのために日々励んでおりますので、ご理解とご協力よろしくお願いします。

担当:中土木事務所 維持第一係
【参考】
緑政土木局の紹介
http://www.city.nagoya.jp/shisei/category/62-12-2-0-0-0-0-0-0-0.html中土木事務所からのお知らせ
http://www.city.nagoya.jp/kurashi/category/15-12-6-0-0-0-0-0-0-0.html
テーマ : 生活・暮らしに役立つ情報
ジャンル : ライフ