名古屋駅前おもてなし花壇 花の植付けワークショップ

 皆さんはこの後ろ姿に見覚えがあるでしょうか…?
①
 むむッ、これはモリゾー・キッコロ!
 彼ら(彼女ら)は2005年の愛・地球博が閉幕するとともに森に帰って行ったのでした…。


 しかし!今年は、愛・地球博から記念すべき10周年。
 『愛知万博からの10 年を振り返り、未来につなぐ』、第32回全国都市緑化あいちフェア(9/12~11/8)が開催されるため、モリゾー・キッコロも緑化特別大使に就任し、活躍してくれているのです。
 今回は、そんなホットな愛知県を訪れる皆さまをおもてなしするために行われた、名古屋駅前での花の植付けワークショップについて紹介します。



 照りつける日差しの中、美しい街づくりにご協力いただいている名古屋駅地区街づくり協議会から、有志の皆さま40名にお集まりいただきました。
 皆さんは、名古屋駅地区で5年前から「おもてなし花だん」の取り組みを続けていただいてます。
②


 楽しい花の植付け♪皆さんマジメにテキパキと植付けに励まれていますね。
 ちなみに今回使う花苗はすべて愛知県産。愛知県の「花いっぱい県民運動」から、期間中に5,000株の花苗をご提供いただいています。
 実は、愛知県は花の生産日本一なんですよ~!
③
 

 皆さまの熱心な姿に、指導する側にも熱が入ります!
 「植える時は、花の咲いている方向をお客様に向けるようにしてくださいね」とアドバイスがありました。
④



 植付け完了☆
 全国都市緑化あいちフェアのため、愛知県にお越しいただいた方をおもてなしするにふさわしい、延長58m、約20種4,000株の美しい花壇になりました!
⑤




 これにはモリゾー・キッコロも思わずニッコリ!
⑥
 


モリゾー・キッコロ看板前でハイ、チーズ♪
⑦

参加していただいた皆さま、お疲れ様でした!

 この名古屋駅前おもてなし花壇は、第32回全国都市緑化あいちフェア期間の9月12日(土)から11月8日(日)までお楽しみいただけます。

 また、今回ご協力いただいた名古屋駅地区街づくり協議会様は、この他にも名古屋駅周辺各所でおもてなし花壇づくりを実施中です。あわせてお楽しみ下さい♪


担当:緑地維持課緑化係


tag : 名古屋 街路樹 都市緑化フェア

「街路樹保全事業寄附金」感謝状贈呈式を行いました!


 平成27年8月6日(木)に、市民から初めて「街路樹保全事業寄附金」にご寄附をいただいた愛知県立南陽高等学校「Nanyo Company部」様へ感謝状を贈呈しました。

 「街路樹保全事業寄附金」は、ふるさと寄附金メニューとして「名古屋市の名木やシンボルとなっている街路樹の診断・治療・植替など、樹木の保全・再生に役立てる」ことを目的に、平成26年度から新設した寄附金です。

 今回、ご寄付をいただいた南陽高校「Nanyo Company部」様は、地域や戸田川緑地などで行われるイベントに出店し、フェアトレード商品の販売などを通して、地域貢献・環境保全活動に取り組まれています。

1番目
★南陽高校「Nanyo Company部」の皆様の普段の活動写真です。
 (南陽高校「Nanyo Company部」案内より)


 こうした部活動を通じて得た収益金の一部を「地域貢献」「環境保全」という観点から、今回「街路樹保全事業寄附金」にご寄附をいただきました。

 ご寄附に対してはもちろん、南陽高校「Nanyo Company部」の皆様の日ごろの活動に感謝の気持ちを込めて、また、今後のさらなる活躍を期待して、緑政土木局長から感謝状を贈呈しました。

2番目
★贈呈式の様子です。黒川緑政土木局長から、稲垣部長様へ感謝状を贈呈しました。

3番目
★後ろのポスターを見てもらいながら、緑政土木局の仕事を紹介しました!


 贈呈式の後は、南陽高校の授業の話や、名古屋市の女性職員の活躍についてなどの話題で盛り上がりました。

4番目
★懇談会の様子です。


5番目
南陽高校「Nanyo Company部」様のさらなる活躍を期待しています!


担当;緑地維持課運営係



<参考>なごやの街路樹
http://www.city.nagoya.jp/kurashi/category/15-4-3-0-0-0-0-0-0-0.html

tag : 名古屋 街路樹

街路樹と日本人

 
 桜の開花が待ち遠しい季節となりました。春は花を咲かせ、夏は緑陰を作り、秋は街を赤、黄金色に染め、季節の移ろいを告げてくれる街路樹は、ドライバーの視線を誘導するなど、景観面だけでなく、交通安全面でもなくてはならない存在になっていますが、古(いにし)えの時代から植えられていたことをご存じでしたか?
 今日は、意外と知られていない街路樹の歴史をお話ししましょう。

①街路樹の歴史 
◆満開時の守山区雨池緑道のソメイヨシノ並木


 話は、紀元前のエジプトに遡ります。その頃のエジプトでは、文字は物の形を抽象化したもの(象形文字)でした。その象形で表した道路は、道を表す2本の横線と木を表す縦線が並ぶものでした。古代エジプトの人は、道路には樹木がつきもの。緑陰があって人が歩ける道路と考えていたのでしょう。

②象形文字で表した道路
◆2本の横線は道を表し、
上下についている三角形は木を表し、
縦線は幹を表している。
並木道がすなわち道路だったようだ。



③道路の象形文字を連想させる桜通
◆まさに道を表す横線と縦線
(新緑時の桜通イチョウ並木)


 では日本はどうだったのでしょうか? 時は、奈良時代。街路樹に関する日本最古の政令である「官符」に、幹線道路の傍らには飢えをしのぐため果樹を植栽し、緑陰を確保するように通達した記録が残されています。
 余談ですが、ローマ軍がスペインに侵攻した際、食糧の確保のため、小麦とぶどうの種をまきながらスペインに向かった記録があるそうです。道を行く人にとって、緑陰と食料確保は、重要な問題だったんですね。
 江戸時代になると、街路樹はさらに重要な役割を果たすことになります。

 
④街路樹の歴史 浮世絵

◆歌川広重作 東海道五十三次「吉原」の図
(現在の静岡県富士市)


 上の画は、ご存じ歌川広重の東海道五十三次「吉原」の図です。江戸時代、一世を風靡した浮世絵は、今で言う雑誌やプロマイドのような役割を果たし、中でも風景画は、美人画と並び、人気を集めていたそうです。
 「吉原」の図は、富士山を眺めながら、松並木に守られるように西に向かうお侍の姿が描かれていますが、この「吉原」の図に限らず、東海道五十三次の中には、並木(街路樹)が、よく描かれています。
 それだけ並木(街路樹)が、街道にとってなくてはならない存在だったのでしょう。
 こうした浮世絵に見られる並木を整備したのは、何を隠そう、郷土の英雄、徳川家康。実は安土桃山時代、戦乱で荒廃した街道を織田信長も整備し、街道沿いに松を植えたという記録も残っているのですが、街道が整うのは、江戸時代に入ってのこと。家康は、東海道五十三次をはじめとする五街道を定め、松並木とともに、街道の両側に一里塚を設け、一里塚の上には、エノキを植え、松並木と区別しました。
 目的地までの旅人の視線誘導だけでなく、今でいう標識、高速道路のキロポストの役目を果たすようになっていったのです。

 どうです。街路樹にこんな歴史があったなんて驚きでしょう。そして現在、街路樹はその歴史に新たな役割を刻もうとしています。

⑤名古屋のクロマツ並木2
◆名古屋市中区にある松並木。
二の丸の交差点から名古屋城に向かってクロマツが並んでいる。

 それは、街路樹の葉が大気汚染を吸着して空気を浄化すること、また緑陰が周辺の気温上昇を抑え、ヒートアイランド現象の緩和に役立つことなどから、環境面での働きに注目されるようになったのです。
 特に2010年に愛知・名古屋で開催されたCOP10以降は、生物の移動経路(コリドー)として、街路樹に着目する人も増えてきました。

⑥一里塚に植えられたエノキ
◆一里塚に植えられていたエノキ。
コサギが枝で休息をしていました。



 道に緑陰を作ることから生まれ、時には食糧となり、長く街道の道しるべとしての役目を果たしてきた街路樹。その役割をたどっていくと、時代時代のニーズに、こたえてきたことがわかります。実はいい仕事をしてきているんです。

 観光地や公園に植えられた樹木と違い、なかなか日の目をみない街路樹ですが、その良さになかなか気がつかないのは、街を包み込む母親のような存在になっているからかもしれません。
 きっとこれからもあなたと、あなたの住む街の成長を見守り続けていくことでしょう。

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街路樹のチカラ

 名古屋の街路樹が、黄、朱、紅色に染まりました。今年の夏はことのほか暑く、「いつになったら秋がくるのだろう」、と思った時期もありましたが、残暑に音をあげる人間とは違い、街路樹は暑さにじっと耐え、秋の準備をしてきました。紅葉、そして今、枝先につけている実がその証です。
 秋も深まった今日は、季節の移ろいを告げるだけでなく、実は、環境面からも注目を集めている街路樹のチカラについてお話したいと思います。

名古屋を代表する東山公園近くのトウカエデ並木 1 
◆(写真:東山公園近くのトウカエデ 千種区)

 実はここ名古屋は、昔から転勤族の間で評判の酷暑の地。独特の暑さは、地形に関係しているそうですが、その地理的な条件に加え、最近では、エアコンの排熱や、アスファルトにたまる熱による「ヒートアイランド現象」で、ますます暑くなってきました。特に名古屋は道が広いですからね。

市役所前の歩道に木陰をつくる街路樹
◆この夏、街路樹の木陰に救われた人も多いのではないだろうか。
(写真:中区)

 そんな酷暑の街で、涼しく感じられる場所が、緑濃い街路樹の周辺。気温もわずかですがビル街より、低くなっています。
 なぜ涼しいのかというと、見た目の涼しさもありますが、日中、植物は、蒸散といって、葉などから水蒸気を放出します。その水蒸気が蒸発するときに気温を下げます。
 そしてまた大きな樹木は木陰をつくるので、地面の熱もたまりにくく、こうしたことから、街路樹の周辺は、夏でも冷たい空気がたまる「クールアイランド」となるわけなんです。

車道にできた木陰
◆荒子川公園前の車道にできた木陰。見ただけでも涼しそうだ。
(写真:中川区)

 街路樹というと、街並みに統一感や季節感を与える、というのが真っ先に思い浮かぶ街路樹の役割ですが、規則的に植えられた並木はドライバーの視線を誘導し、中央分離帯に植えられた街路樹は、対向車線のヘッドライトを遮るなど、交通安全にも一役かっていますし、さらに最近では、木々の葉が大気汚染を吸着して空気を清浄させるなど、環境面でも注目を集めるようになってきています。

名古屋を代表する桜通イチョウ並木IMG_9731
◆黄葉が待たれる桜通のイチョウ並木。(写真:中区)

 親や兄弟がそうであるように、身近にあるものの良さになかなか気がつかないものですが、街路樹の下を歩く人の速度はどこかゆったりなのは、その良さをわかっているからなのかもしれません。

名古屋を代表するメインロード 中区大津通り
◆故郷を思う時、通学時に見た街路樹が浮かぶ、という人がいたが、
街路樹とはそんな存在なのかもしれない。
(写真:中区)

 これから名古屋の街路樹は、紅葉の最盛期を迎えます。色づいた葉はきっとあなたを癒してくれることでしょう。

平和公園線 トウカエデPB050667 
◆千種区平和公園線を染めるトウカエデ。(写真:千種区)


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街路樹で遊ぼう

 青い空にポッカリ浮かんだ雲が、動物や乗り物に見えたことはないですか?
 街路樹もじっと見ていると、ほかのモノに見えてくることがあります。
 生命があふれる街路樹には不思議がいっぱいあります。
 夏休みの一日、お子さんと一緒に、街のワンダーランド「街路樹」を探検してみませんか?

夏休み 街路樹で遊ぼう

◆生命があふれる街路樹は、街のワンダーランド
 

 盛夏の時期、殺風景な街路に華やぎを与えてくれるサルスベリの花です。この花を見て「かき氷みたい」、と表現した人がいましたが、樹皮もなかなかユニークです。
サルスベリの花
◆殺風景な夏の街路に華やぎを与えてくれるサルスベリの花


 幹の成長に伴って、古い樹皮が剥がれ落ちるため、樹皮が常にスベスベ。この幹は、Vサインを送っているように見えませんか?
サルスベリ Vサインの幹DSCF1627
◆幹の成長に伴って古い樹皮が剥がれ落ちるため、
常に樹皮がスベスベでサルも滑る、
というたとえから「サルスベリ」という名が付いたとか。


 樹皮の剥がれ方と言ったら、プラタナスにも特徴があります。
プラタナス
◆市役所前大津通のプラタナス。
緑の向こうに見える建物は市役所の西庁舎。


 樹皮が大きく不規則に剥がれ、その跡が淡緑灰色のまだら模様になるため、例えばこの部分など、薄い緑の部分が海で、剥がれた淡緑灰色の部分が宝島を表す古い地図に見えませんか?
古い地図
◆「インディー・ジョーンズの地図は、
この樹皮を参考に作られた!」
なんてことはないか。


 名古屋の街路樹(高木)でおなじみのイチョウでも、ユニークな幹を見つけました。この樹齢の輪、「ゲゲゲの鬼太郎」の目玉おやじに似ていませんか?
目玉のおやじ
◆「鬼太郎ッ逃げるんじゃ!」という声が聞こえてきそう。

 目と言えば、このユリノキの幹も、目のようです。
目みたいに見える幹 
◆初夏にチューリップに似た花を咲かせるユリノキ。

 言い寄っているケヤキの幹も見つけました。
言い寄るように見えるケヤキ
◆街路樹として人気の高いケヤキに
こんなスキャンダルが!!

 言い寄っている方の幹だけを見ると、熱帯魚のエンゼルフィッシュにも見えます。
エンゼルフィッシュに見える顔
◆エンゼルフィッシュの横顔になっても、
まだ言い寄っているように見えますね。

 さてお熱いカップルはそっとしておいて、ケヤキの根本も見てみましょうか。今、東山動植物園は、ゾウの親子で話題ですが、このケヤキの根本は、ゾウの足に似ていませんか?ゾウの足に見えるケヤキ
◆ゾウの足のように見えますが、
右足か左足か特定できないんですよね!


 こちらトウカエデの根本は、つい先ごろ世界文化遺産登録された富士山のように見えます。
世界遺産 富士山に見える 
◆富士山に見えても、♪頭を雲の~♪上に出せない!!

 生命力あふれる街路樹のユニークな表情を紹介していきましたが、それはあなたの街の街路樹でもきっとそれは見つかるはずです。
 夏休みも残りわずか。お子さんと一緒に街のワンダーランド「街路樹」を探検してみてはいかがでしょう。
 親子の絆が強まるかもしれませんよ。
熱田区のケヤキ並木
◆名古屋市を代表する並木のひとつ、熱田区大宝町のケヤキ並木。
この並木にも楽しい発見があるはず。


■ ■ ■ ■ ■ ■  緑のまちづくりフォーラム  ■ ■ ■ ■ ■ ■
 街に潤いを与え、時としてさまざまな楽しみを与えてくれる街路樹、そして公園緑地の機能・役割について考える「緑のまちづくりフォーラム」が、以下の日程で開催されます。
この時期、ヒートアイランド現象を緩和することで、注目を集めている街路樹、そして公園の緑地について、一緒に考えてみませんか?       

■平成25年8月25日(日)午後1時30分~午後4時15分
■金山南ビル11階 名古屋都市センターホール
■入場無料                           
詳しくは、名古屋市公式ウェブサイトをご覧ください。
http://www.city.nagoya.jp/ryokuseidoboku/page/0000049708.html     



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担当:緑地維持課 緑化係



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8月25日「緑のまちづくりフォーラム」を開催します!

暑い日が続きます。木陰の下はひんやり涼しげですね。

木陰のある歩道の写真

夏場は市民のみなさんに涼しい木陰を提供する身近な“みどり”ですが、“なごやのまち”にとってはどんな役割があるのでしょうか。
“みどり”の役割や機能を改めて一緒に考えてみませんか?

「緑のまちづくりフォーラム」を開催します。
テーマは「緑による都市のブランディング」です。

緑による都市のブランディングって、どういうことでしょうか?
例えば……
・仙台といえば、青葉通や定禅寺通のケヤキ並木
・東京といえば、表参道のケヤキ並木や明治神宮外苑のイチョウ並木
・大阪といえば、御堂筋のイチョウ並木

明治神宮外苑のイチョウ並木の写真


……それでは、名古屋と言えば??

市民のみなさんと一緒に、緑を活かしたなごやのまちづくりを考えていきたいと思います。8月25日は、ぜひ名古屋都市センターまでご来場ください!!

♪緑のまちづくりフォーラム♪
 平成25年8月25日(日)午後1時30分~午後4時15分
 金山南ビル11階 名古屋都市センターホール
 入場無料

詳しくは、名古屋市公式ウェブサイトをご覧ください。
http://www.city.nagoya.jp/ryokuseidoboku/page/0000049708.html


担当:緑地計画課 計画係

テーマ : 生活・暮らしに役立つ情報
ジャンル : ライフ

奇跡の街路樹

 愛する妻のため、絶対不可能と言われた無農薬リンゴ栽培に取り組んだリンンゴ農家のお話は、本や映画で、ご存じの方も多いと思いますが、実は、名古屋市の街路樹も農薬に頼ることなく病害虫を駆除しています。
 そこで、今回は「奇跡のリンゴ」ならぬ「奇跡の街路樹」というお話。こちらも感動の実話になっています。

奇跡の街路樹本日公開 
◆「どりょくん日記」も、映画「奇跡のリンゴ」のヒットに
あやかろうと、ポスターを作ってみました。

 鮮やかな新緑と日差しのまぶしい季節となりました。まぶしすぎるという声もありますが、日差しが強まるにつれ、増えてくるのが、毛虫などの害虫の発生です。

ケヤキでできる緑のオアシス 
◆毛虫は、主に樹木の葉や草花を密かに食すため、庭木や公園の樹木や街路樹などの葉の裏側に生息します。写真のような爽やかな緑の中にも潜んでいます。

 毛虫は、その姿から嫌う人が多いですが、問題なのは、見た目だけでなく、うっかり触ると、種類によっては、かゆみなどのトラブルを生じることがあるから困ります。

 農薬で駆除するのが、手間も時間も、そしてお金もかからない手っ取り早い方法ですが、名古屋市では、農薬を使用しない駆除を行っています。
 農薬は、「薬」であるので、害虫駆除のほかに、害虫忌避や発生抑制に効果がある一方で、植物の受粉をするミツバチなど、人間生活に利益を与える虫をも殺してしまったり、また人にも影響を与えたりするからです。

毛虫図鑑

◆すべての毛虫に毒があるというわけではありません。中でもイラガ(写真右)は、刺されると電気が走ったような痛みが走ります。市内の街路樹ではよく発生する害虫なので、この姿を覚えておいて、触らないでくださいね。また死骸にも毒があるのでご注意を。

 実は農薬に関しては、市民の方からご要望のメールをいただくことがあります。
 ある送り主の方は、自宅の庭に農薬を撒いていたところ、体に不快な症状が現れるようになったそうです。
 そこで、農薬の種類を雑草や生ゴミから作る自然農薬に変えたところ、体の不調が治まり、その自らの経験から、「街路樹に農薬を撒くのなら、自然農薬を使ってはどうか」という提案をされておられました。

1クチナシ 
◆7月から8月上旬にかけて見られるクチナシ


 しかし、自然農薬も農薬の一種であることに変わりありません。そこで本市ではさらに進んで次のような方法を行っています。
 「名古屋市における農薬・殺虫剤等薬剤の適正使用にかかわる基本指針」を制定し、「一律に薬剤を使用することは原則として行わない」と定め、できるだけ、農薬を使わない方法で害虫駆除を行っています。


2アベリア 
◆7月から9月にかけて見られるアベリア

 具体的には、「剪定防除」と言っていますが、まだ毛虫の小さいうちは、葉の裏側などに固まっていることが多いので、枝葉ごとに切り取って駆除する、とても手間と時間がかかる方法を行っています。

 また病害虫が発生しない樹木であれば、防除の必要もなく、農薬を使用する必要がないので、日頃から街路樹の健全な生育を心がけ、病害虫が発生しない環境づくりを実践しています。
例えば、風通しや日当たりをよくするため、過密な植栽は避け、枝を間引く剪定をしたりするのも、その一つです。

3サルスベリ 
◆7月から9月にかけて見られるサルスベリ

 「奇跡のリンゴ」は、年に数十回もリンゴに農薬を撒いていた妻が、体調の異変を生じたことがきっかけで、無農薬栽培に踏み切った実話がモトになっています。

 つまり、妻への愛が、「奇跡のリンゴ」を生んだ、というわけなのですが、次の世代に安心安全な環境をつなげたい、と、農薬に頼らない防除をする名古屋市は、街への愛、と言いかえられるかもしれませんね。

 さて最後に、農薬を使用しない病害虫防除の要は、「早期発見」です。そのためには、市民の皆様の通報も有力な情報源となります。
 ぜひ毛虫などの害虫を見かけた際は、お近くの土木事務所にご連絡ください。
皆さまの愛もお待ちしています。


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担当 : 緑地維持課 緑化係


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街路樹と生きる

 名古屋市内にあるフランス料理店に行った時のこと、パリで修行をしたというオーナーが、こんなことを言っていました。
 「ここに店を開いたのは、修行をしたパリを思い出させる並木がこの街にあったから」。

久屋大通ケヤキ並木の前にあるおしゃれな店
◆ケヤキ並木が続く久屋大通には、おしゃれな店が並ぶ。

 パリといったら、シャンゼリゼのマロニエ並木のことでしょうか。
 これまで並木をしみじみ眺めることはありませんでしたが、楽しい時も、つらい時も、日々その前を通るものだけに、知らず知らずのうちに、心に刻まれていくものなのかもしれません。みなさんの心に、思い出に残る街路樹はありますか?

大津通の歩行者天国の様子  
◆歩行者天国となった大津通もケヤキ並木が続く。

 街並みに統一感を与え、春は花を咲かせ、夏は緑の木陰を作り、秋は街を赤、黄金色に染め、季節の移ろいを告げてくれる街路樹ですが、2010年愛知県名古屋市で「COP10 」が開催されて以降、街路樹の葉が大気汚染物質を吸着して空気を浄化すること、また街路樹の緑陰が周辺の気温上昇を抑え、ヒートアイランド現象の緩和に役立つことから、景観面だけでなく、環境面からも注目を集めるようになりました。

満開時のヒトツバタゴ並木2
◆熱田区大宝のヒトツバタゴ並木。(5月上旬撮影)

 そしていま街路樹を、「街の資産」としてとらえる動きも出ているようです。

 都市緑地学がご専門で、名古屋市緑の審議会の委員である千葉大学大学院の池邊このみ教授は、「街路樹は、都市になくてはならないもの」と、明言した上で、「渋谷の表参道に街路樹がなかったら、店もあれだけの人も集まらなかった。歩いて楽しいのは、店舗があるからではなく、楽しく歩けるから店舗も来る」と、街路樹の居心地が街に与える資産価値についても着目しておられます。

久屋大通の歩道に設けらえた憩いの場所
◆久屋大通の広い歩道には、ホッとひと休みできるスペースがある。

 そういえば、街路樹のある道とない道では、歩いてみたくなるのは、街路樹のある道の方ですよね。
 時に人の心に寄り添いながら、季節の移ろいを告げる街路樹は、街中に住む人間にとって、一番身近な自然と言えるかもしれません。

矢場町3番出口から見たケヤキ並木
◆地下鉄矢場町駅の3番出入口を出ると、ケヤキ並木が目に飛び込んでくる。

 みなさんには、好きな街路樹はありますか? 
 歩いてみたくなる道はありますか?
 きょうも街路樹は、静かに木陰を作り、みなさんが通るのを待っています。

ケヤキ並木で木陰ができる久屋大通
◆久屋大通のスナップ。街路樹があるところは、人が集まるように見える。
 

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テーマ : 名古屋・愛知
ジャンル : 地域情報

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