豊治小学校で出前授業第2弾を行いました!

皆さんこんにちは、中川土木事務所です。
本日は2021年1月27日、中川区の豊治小学校に来ております。
昨年12月、中川区役所の地域力推進室との協働事業として『公園からみるまちづくり』という出前授業を行いました。
本日はその時の内容を踏まえ、6年生84名の児童の皆さんが作成した公園構想を発表し、それについて講評を行うという形式で実施されることとなっています。
今回も中川区役所と合同での参加となっています。
よろしくお願いいたします。

6年生の全3クラスを各クラス6グループに分け、合計18グループがそれぞれ自分の担当地域の公園構想を作成しています。
コロナ対策のため、広い教室で換気をしながら、3グループずつ入室し発表を行います。
土木事務所、地域力推進室の職員が1人ずつ各グループに入って発表を聴き、講評させていただきました。

↑講評の内容を熱心に書き込み、ブラッシュアップされていきます。
前回の出前授業の時点では公園のハード面に着目した大掛かりな公園構想を作成するグループが多かった印象ですが、今回の発表では1回目の出前授業の内容をしっかり反映させ、公園のソフト面に重点を置いた構想や自分が地域・公園のために何ができるかを発表するグループが大多数を占めるようになったことは驚きました。誠に素晴らしいことです。
また、6年生の皆さんは授業で国、自治体の予算について勉強したようで、「公園全体を整備して維持管理するのに全部でいくら必要ですか?」「街路灯や公園灯は1基どのぐらいで設置できますか?」などお金に関する質問が非常に多かったです。

↑公園構想と自分たちが町づくりにどのように関わるかが書かれています。
他にも「公園の時計が遅れている」、「公園に落とし穴がある」、「公園の排水が悪い」、「公園清掃をしたが大人が手伝ってくれない」などの私たち土木事務所の管理不足や大人への厳しいご意見もありましたが、皆さんが公園に何度も足を運びしっかりと調査し、実際に自分たちが今すぐできることをやってくれたことがよくわかるものです。
先生の「あなたたちが頑張れば、大人たちも動いてくれる!」という言葉が印象的でした。
こういった児童の熱意を受け、各グループで公園に設置する啓発看板の絵を描いていただき、土木事務所で制作して設置させていただくこととしました。
これもまた6年生最後の良い思い出となるのではないでしょうか。
今回の2回の出前授業を通して、豊治小学校6年生の皆さんが公園を通して自分たちが地域にどのように関わるかということに意識を持ってもらえたことを土木事務所、区役所の職員一同非常に嬉しく思っております。
ご覧いただき、誠にありがとうございました。
担当:中川土木事務所